NOSAIで使われる主な用語
NOSAI制度にはさまざまな約束ごとやきまりを表したNOSAI独自の用語があります。
共済関係 | 加入者と農業共済組合との間で結ばれるNOSAIに関する権利義務の関係です。共済関係の成立により加入者は一定の約束で支払いを受ける権利を持つ一方、掛金の払込みの義務その他通常の肥培管理、異動通知の提出などを行う義務が生じます。 |
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共済金額 | 共済事故による損害が生じたとき、農業共済組合が支払う共済金の最高責任限度額です。(契約金額または補償額) |
共済価額 | 共済事業を行う立場から、共済事故が発生して、加入者が被ることのある損害の最高限度額を、時価額などを基礎に表現した金額です。 |
付保割合 | 家畜共済、果樹共済、園芸施設共済において、共済価額または基準収穫金額に対して農業共済組合が補償する割合のことです。共済の種類によって選択できる付保割合の範囲は異なりますが、最高は9割、最低は3割となっており、加入者が選択できる仕組みになっています。付保割合が高いほど補償は大きくなります。 |
基準収穫量 | 農作物、果樹、畑作物の各共済事業において、損害額や共済掛金の算出の基礎となる収量で、いわば「平年」収量に相当する収量のことです。 |
基準単収 | 耕地10a当たりの基準収穫量のことです。 |
引受単収 | 10a当たりの引受収量のことです。 |
引受収量 | 農作物、畑作物共済において、基準収穫量の7割、8割または9割に相当する収量のことで、被害があったときに共済金を支払う際の共済減収量の最高限度量に相当するものです。 |
共済掛金 | 共済金を支払う準備財源として、あらかじめ加入農家からいただくお金のことで、一般には 共済掛金=共済金額×共済掛金率 で算出されています。 このうち建物、農機具共済以外は、国がその一部を負担しています。 |
共済掛金率 | 加入者が負担する掛金額を算出する基礎となるもので、過去の一定期間における被害率をもとに定められています。共済金額に共済掛金率を乗じたものが共済掛金になります。 |
共済責任期間 | 共済事故の発生に関して、農業共済組合が共済金の支払い責任を持つことになる期間のことで、農業共済組合によって補償される期間をいいます。 |
共済金 | 加入者が、共済責任期間内に発生した共済事故によって損害を受けたとき、被害の程度に応じてそれを補てんするために支払われるお金です。 |
共済減収量 | 共済金支払いの対象となる減収量のことで、引受収量から実収量を差引いたものです。 |
共済事故 | 農業共済組合が共済金の支払義務を負うことになる事故です。共済事故となるものは、その発生が予期できず、また、これを避けることが困難なものでなければなりません。 |
無事戻し | 農作物共済、畑作物共済などで、加入者が過去の一定年間に支払いを受けた共済金の額及び無事戻金の合計額が、その期間中に払込んだ農家負担共済掛金合計の2分の1以下の場合、その差額を限度として農家に支払うことのできる金額です。 |
共済目的 | 農業共済組合が補償を行う対象となるものです。 |
当然加入 | 農作物共済の経営規模が、一定基準をこえる農業者に対して、国が法によって当然加入(強制加入)を定めていることをいいます。 |
義務加入 | 農業共済組合の定款によって、加入が義務づけられていることをいいます。 |
任意加入 | 農家の意志で、農業共済組合に加入申込みのできることをいいます。 |